能登半島のさいはてから生まれるデザイン
能登半島の突端、終点の場所。そこは都会から遠く離れ、自然と人が共存する土地。自然の豊かさと、厳しさを教えてくれ、そこで共に生きる人々がいる。
森の奥から祭り囃子が聞こえてくる。月明かりだけが頼りの小さい畦の小道。ぼんやりと提灯の明かりが近づいてくる。この地方でキリコと呼ばれる灯籠だ。能登の勇ましい男達が「イヤッサー!イヤッサー!」掛け声をかけ通り過ぎていった。田んぼの畦道、月明かりは木々に遮られ、ところどころ沈んでいる。静寂が再び訪れた。
日本の他の地方と同様に、石川県珠洲市も過疎化が進んでいる。若者は都会に出ていく。「豊かさ」という定義は人それぞれだが、私は能登の生活の中に豊かさと喜びを感じている。「こんな何もないところに、よく来なさった」と言う能登の人々に、都会にはないモノがこんなにもここには沢山ありますよ、と示すのが、外から来た者の役目だろうか。その能登の人々の当たり前の環境で育たなかった私だから、見えるものもある。感じるものがある。それはこの土地でデザインを作りあげる上で、大きな力になる。
さいはてのデザイン事務所「すずたま クリエイティブ・ファクトリー」は能登半島の最北端で、地域に根づいたデザインを目指しています。能登半島のさいはてから、この土地のモノ・コト・ヒトの魅力をデザインできたら、何かがかわるかもしれない、そんな風に想っています。
代表/デザイナー イマイ ユタカ
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About
すずたま クリエイティブファクトリー 代表・デザイナー
イマイ ユタカ
東京都生まれ。高校卒業後に後、映画学校へ行き、より本格的に学ぶために二十歳で渡米。大学で映画とグラフィックデザインを学ぶ。アメリカで6年半暮らしたあとに帰国し、東京のデザイン会社に務めるも、人混みに溢れた都会の生活に馴染めず、能登移住を決意。
移住後、2011年にデザイン会社すずたまクリエイテイブファクトリーを開業。過疎と言われる地域でも、生産する人はまだ沢山いるが、それをデザインプロデュースできる人材がいないことから、能登半島珠洲市の先端で、さいはてのデザイン事務所を開く。地域をデザインのちからでささえる事、「地域+デザイン、地域デザイナー」として活動している。
・Concept Workers Selection 参加デザイナー(御祖酒造 : YUHO年輪)
・奥能登国際芸術祭2020+ Noto Aemono Project チームメンバー(映像担当)
CONTACT
ファーストコンタクトでのお問い合わせ・仕事のご相談はメールで承っております。
(実際の制作工程ではお会いしてお話を聞くところから始めます)
すずたま クリエイティブ ファクトリー
imai@suzutamacf.com
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